せとうち暮らし vol.17

特集
パンを焼き、生きる人たち

パンって、小さく口にするだけで、なぜか心があたたかくなります。そんなパンとパンを焼く人たちの特集です。

豊島(香川)、大三島(愛媛)、そして宮島(広島)へ、パンと人に会うために、私たちは島へでかけました。

豊島で出会ったのは、ふたつのパンのある風景。

ひとりの美術家が、毎朝本と珈琲を片手に焼くパンと、
かつて豊島に存在した「豊島農民福音学校」の歴史と、家族で食卓を囲む幸せを教えてくれるパン。

大三島と宮島では、パン特集ならではの誌面企画が登場!

題して「せとうち島パンラボ」。
大三島のみかん農家さんと宮島のパン屋さんがコラボして、新しいせとうちのパンをつくってくれました。
なんと、今回はそのオリジナルのせとうちパンを限定販売します! 詳しくは本誌をご覧ください。

ほかにも、
写真家・立木義浩さんが旅した「せとうち暮らし」、
くるみの木・石村由起子さんのインタビュー、
ライターで編集者・南陀楼綾繁さんのエッセイも掲載しています。

新連載

私は今日林檎の木を植える

連載

●旅するあっこの妄想移住計画 ●乗松めがね ●TURTLE ISLAND STORIES VOL.05 ●なタ書評 ●せとみみ~島の口コミ掲示板

島に向かうフェリーの売店に並ぶ、レトロなパッケージに包まれたふわふわのパン。 レモンや酒米など、島の恵みを使ったオリジナルのパン。 パン屋のない小さな島で、焼き釜から手作りした本格派のパン。 そんなパンのまわりには、いつもたくさんの笑顔があふれ、あたたかい空気が流れています。 都会で日々忙しく生きる人たちにも、ぜひ味わってほしい、瀬戸内のパン。 きっと心の栄養になるはずです。 今号では、瀬戸内に生きるさまざまな人たちのパン作りをご紹介すると同時に、パンを通して見えてくる、 瀬戸内の新たな可能性についても考えてみたいと思います。 単なる食べ物以上の「なにか」を秘めたパンと人の物語をお届けします。