JR高松から3chali/港町高松の海際を走る(前編)


3chali(自転車で15分)圏内で散歩にヨットに釣り三昧、地魚も食べて海を満喫

 

古くから港町として発展してきた高松。まずはJR高松駅を起点に高松の海辺をぐるっとご案内します。わずか2㎞の海岸ですが、レジャーから漁港まで、場所によって使い方も表情も多種多様。コンパクトシティ高松の醍醐味を、まずは海からお試しあれ。

犬にもお散歩天国?サンポート・赤灯台(JR高松駅から西へ1chali)


 8月某日、この日は空も海も真っ青な快晴。まずは、JR高松駅から北にシンボルタワーを抜けて、赤灯台を目指します。整備された遊歩道は、ウォーキングや犬の散歩を楽しむ人たちも多く、何と言っても海風が気持ちいい!休憩にぴったりのベンチもみつけました。でもなぜかスナメリ…。

 途中には、海を眺めながら食事ができるイタリアンレストランもあります。特に夕暮れの窓際は特等席。夏の夜はビアガーデンも出没します(夏季限定)。



 しばらく行くと、釣りのおじさんが目の前を通過。高松ならもちろん釣りも家からチャリンコです。今日の釣果は小アジ。晩ご飯のおかずはスーパーじゃなくて竿持って海へGO!ってのがいいですね。季節を問わず一年中何かしら釣れるそうですよ。




 灯台が近くなるにつれてだんだん人も少なくなってきました。そして灯台の下までゆくと、陸の喧噪がうそのように、ただ潮風がゴーっと鳴り響くだけ。しばし日常を忘れて海の気分にひたっていると、「ボォ−ッ」と大音量の汽笛を鳴らしながら、真横すれすれをフェリーが入港。船上の人と話せますよ、たぶん。


 

高松のまちなかで唯一の砂浜&マリンレジャー拠点?浜ノ町(JR高松駅から西へ1chali)

 JR高松駅から西へ進むと、ビジターバースとヨットハーバーが見えてきました。この日は風があって、絶好のヨット日和。海上は、定期フェリーに加えて、ヨットにボートにと賑やかです。
 お隣の「大的場海水浴場」ではビーチバレー大会の真っ最中。サンポートのビルを背後に熱戦が続きます。一方波打ち際では、子どもたちが気持ちよさそうに海水浴。中心街からたった3chali、まちなか唯一の砂浜では、みんな思い思いにビーチレジャーを楽しんでいます。

ネコの毛艶がちがいます?瀬戸内町・高松漁港(JR高松駅から西へ2chari)

 さらに西へ進むと、「高松漁港」があります。港町というからには魚が美味しいのは当たり前ですが、高松の特筆すべきは、その魚種の多さ。年間を通じて常時約70種の地魚が水揚げされ、しかも漁場の多くは船で15分程度の至近距離にあるため、魚の鮮度を損なわずに水揚げできる全国でも稀な良港なのです。その新鮮な魚を捕ってきてくれる漁船たち。といっても小振りの船が多く、船の名前もどこかゆる?い空気。

 せっかく美味しい魚の話をしたので、ちょっと寄り道。「いただきさんの海鮮食堂」(茜町)は、魚市場関係者が営む食堂だから鮮度は間違いなし。カフェテリア方式で1000円もあれば、お腹一杯魚が食べられます。特にカニやフグなど数種類の魚介が入った漁師汁(200円!)はおススメメニュー。

海鮮食堂02.jpg
 

サラリーマンの密かなオアシス?新北町(JR高松駅から西へ3chari)

 「いただきさんの海鮮食堂」からさらに北へ進むと、閑静な住宅街が現れました。さらに海の突き当たりまでいくと、サンポート周辺が一望出来ます。堤防沿いに車を停めて一服しているサラリーマンや、堤防でただぼ?っと海を眺めている人など、思い思いに静かな海を楽しんでいました。

高松駅からわずか3chali(自転車で15分)のミニツアー、いかがでしたか?次回はJR高松駅から東のコースをご案内します。