犬島時間は、写真家の青地大輔さんが2004年から開催しているアートプロジェトです。
参加するアーティストさんたちは、犬島へ何度も足を運び、島に泊まりながら作品を作ります。
島の人とのコミュニケーションや島の自然と触れ合う中で、感じたものを作品にします。
青地さんは言います。
「犬島時間のアート作品は、人と人との コミュニケーションの中で生まれてくるもので、
島の人たちの協力がなければ成り立ちません」。
犬島時間当日はもちろん、青地さんやアーティストさんが準備などで島を訪れると、
必ず「来とんな」、と島の誰かが声をかけてくれるそうです。
犬島時間で販売されているグッズのひとつに、犬島の風景を写した絵葉書があります。
青地さんが撮影したものですが、一番買ってくれるのは、なんと島の人たちだそうです。
「犬島時間をきっかけに知り合った、島外の若者たちへのお礼に出したい」と、買っていくそうです。
そんなエピソードを聞くだけで、なんだか犬島に行きたくなります。
島の人とアーティストさんの触れ合いの中で生まれたアートを見たくなりますね。
島の古民家や風景の中に点在するアートを巡りながら、
島の人やアーティストさんたちとの会話も楽しめる犬島時間。5月5日(日・祝)まで開催中です。
犬島時間の島カフェで、「せとうち暮らし」販売して頂いています。
犬島時間を主宰する青地大輔さんのロングインタビュー掲載の10号をはじめバックナンバーも発売中。
第十回 犬島時間
2013年4月27日(土)~5月5日(日)
11:00~16:30
500円(12歳以下は保護者同伴で無料)
犬島内各所にて
<出品作家>