はみ出し編集部。岡村島へ!

せとうち暮らしVol.13の取材で訪れた大三島(おおみしま)は、
伊予国の一宮である大山祇神社を始め、国宝の武具あり、各種アートあり、
美味い食べ物やおしゃれなカフェもあり。とにかく魅力満載な島だ。

が、しかし……
大三島へはしまなみ海道を渡れば車で行けてしまうため、
便利なんだけど少し物足りなさも感じていた。

「島に来たからには、やっぱり船に乗りたい!」

という訳で、僕と乗松さんは「大三島を取材しろ!」という編集長を押し切り、
フェリーに乗って大三島から23分の “岡村島”を訪れた。

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写真:乗松真也

愛媛県の関前諸島にある岡村島は、人口約400人。
他の瀬戸内海の島と同じく柑橘類の栽培や漁業が盛んで、
島の面積は約3km²、1周すると約11km。
大きくはないが小さくもない、そんな島だ。

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船から降りた瞬間に、僕らはこの島を好きになっていた。
時間が止まったかのような街並は、まるで映画の中のようだ。
本当はのんびり回りたいけど、編集長から与えられた時間は3時間しかない。

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写真:乗松真也

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効率よく回れるよう、島のお母さんにお借りした自転車で島内を散策。
岡村島は平地が少なくアップダウンも多いため、ママチャリではかなりハードモード。
しかし “上り坂あれば下り坂あり”。海風を纏って下る坂道は最高に気持ちがいい!

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考古学者である乗松さんの目的地は、もちろん正月鼻古墳
正月鼻の由来は、毎年正月になると平家の落人があちこちから現れ、
壇ノ浦を望みながら冥福を祈ったからだとか。

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島のあちこちで干されているのは「ひじき」。

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岡村島にはこんな素敵なカフェもある。
地域おこし協力隊のお二人が、空き家を改修しオープンした「まるせきカフェ」
取材中にも次々とお客さんが訪れ、地元の方と観光客のコミュニティスペースに。

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写真:乗松真也

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安芸灘とびしま海道の終点でもある岡村島。
呉市からは陸路で繋がっているためサイクリストも多かった。

まだまだ岡村島の魅力をお伝えしたいが、長くなってきたのでこのへんで。
続きはせとうち暮らしVol.13をご覧下さい!

大三島とはまた違った魅力のある岡村島。
姫子島神社で行われる秋の例大祭に合わせて再訪したいな。

せとうち暮らし vol.13

今回の巻頭特集は「海賊の海を旅する」。
海賊、瀬戸内海といえば、戦国時代、芸予諸島を中心とした海域で勢力を誇った村上軍。
今号では、この村上水軍にまつわる場所などなどをご紹介します。

せとうち暮らし vol.13 Summer
発行日:2014年7月
発行元:ROOTS BOOKS

961円 (本体890円、税71円)