香川・岡山の県境がある井島/石島(いしま)。
県境に近づくと木々の間に石仏が見えてきます。
右側に刻まれているのは「六十」の文字。
(写真:黒島慶子)
県境付近の尾根を進むと、またしても石仏が。
よく見ると台座には「六十八」の文字が刻まれています。
(写真:黒島慶子)
四国には88の霊場を巡礼する「四国遍路」があります。
井島/石島の石仏は、この四国遍路の霊場を模したもので、島内で八十八ヶ所の巡拝が完結するようになっています。
「六十」、「六十八」の数字は霊場の番号です。
大正から昭和初期にかけて建立され、かつては毎年春に巡拝が行われていたそうです。