12月20日(土)、香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で、アーカイヴのこれからについて考える講演会『親密なアーカイヴ 〜私たちの記憶・記録〜』が開催されます。
私たちが一般的に考える重要な記録のアーカイヴ(保存記録)ではなく、押し入れの中の古いアルバムや、机の引き出しの中の手紙や日記など、もっと身近な思い出をアーカイヴすることについて考えるイベントです。
個人のアルバムや日記などの身近な思い出は、そのほとんどが持ち主とともに失われてしまいます。この講演会を企画した学芸員の畑井さんに話を聞いて、せとうち暮らしのメンバーが普段、歩いて、見て、島のみなさんと何気なくお話をしていることも、「親密なアーカイヴ」なんだと気付きました。
人々の生活をつぶさに記録することは困難だけど、個人的な視点を介することで、当たり前のように思っていた物事の別の可能性に気付かされることがあります。また、それらを記録・保存し共有することで、後に新たな発見があるかもしれません。
この講演会では2人のゲストを招いて、アーカイヴについてお話しいただきます。個人の記憶や記録をアーカイヴし、後世に繋げていくことの意味や、そこから見えてくる新たな側面など、アーカイヴのこれからについて考えてみませんか。
MIMOCA講演会
親密なアーカイヴ 〜私たちの記憶・記録〜
日時:2014年12月20日(土) 14:00-16:30
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館2階美術図書室
定員:50名程度(先着順)
料金:無料(事前申し込み不要)
主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団
詳細は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館のサイトで
http://www.mimoca.org/ja/events/2014/12/20/1250/