Awa island
  • 面積 3.68k㎡
  • 周囲 16.5km
  • 標高 222m
  • 人口 289人 (H23.12)
  • 学校数 なし
  • 飲食店 4軒 店 3軒
  • 宿 4軒
  • 窓口 粟島出張所 ☎ 0875-84-7001(平日のみ)

船乗りたちを育んだ日本初の国立海員学校がシンボル

“スクリューの様な形”と言われる粟島は、もともと3つの島が潮の流れで陸続きとなったもの。島の周囲が湾になっているので、台風の季節になると、近隣の海から避難してくる外洋船が見られることも。運が良ければ“スナメリ”という小型のイルカに会えることもある。また、遠浅で潮の流れが穏やかなため、海の栄養をたっぷり受けてゆっくり育つ牡蠣は冬の名物。島の郷土料理である“茶がゆ”が味わえる民宿もあり、島の幸が楽しめる。島のシンボルである「粟島海洋記念館」は、日本初の国立海員学校として明治時代に建てられた建物を活かした船の資料館。建物から穏やかな海を望めば、若い船員たちで賑わった往時にタイムトリップできます。

島へのアクセス

須田港からフェリーで15分(1日8便、片道320円)
宮の下港からフェリーで50分(志々島経由)(1日3便、片道670円)
粟島汽船 ☎ 0875-83-3204 時刻表はこちら

※港までのアクセス
須田港/JR詫間駅から三豊市コミュニティバス(詫間三野線)でバス停「須田」下車(約10分)、徒歩2分。  
宮の下港/JR詫間駅から三豊市コミュニティバス(詫間三野線)でバス停「詫間庁舎」下車(約4分)、徒歩10分。
時刻表はこちら

島内交通:徒歩、もしくはレンタサイクル(1日500円)。
粟島港から海沿いの道が続くので、のんびり歩いたり、自転車でさっそうと走るのも気持ちいい。
粟島港から島の北東部にある「上新田」地区へ行く時は、自転車を船に乗せていくのがオススメ。志々島行の便で15分ほど(片道160円)。

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おすすめスポット

※ 営業時間や定休日は変更になる場合がありますので、必ず事前にご確認下さい。

〈食べる・泊まる〉

ル・ポール粟島

海洋記念公園内にある宿泊施設。四季折々、粟島の美味しいものが食べられるランチが人気。夏は宿泊者を対象に海ホタルの観察会も。
住所:三豊市詫間町1418-2
☎:0875-84-7878
営業時間:ランチ 11時30分~14時(喫茶10時~18時)
休み:無休
宿泊:1泊2食付8000円~

民宿 粟島太郎

囲炉裏を囲んで食べる島の新鮮な魚介が絶品。
築120年の古民家を改修した建物には岩風呂も。
笑顔がステキなご夫婦が迎えてくれる。
住所:三豊市詫間町粟島1090
☎:0875-84-7285 休み:無休
営業時間:食事のみ 9時~18時
宿泊:1泊2日付8800円~
※食事・宿泊ともに2日前までに要予約

粟島の宿 粟島ロッジ

島の野菜や魚を使ったおまかせランチは1週間前までに要予約。
島のお父さん、お母さんの心づくしの料理に心も体も癒されて。
住所:三豊市詫間町粟島642-6
☎:0875-84-7387 休み:無休
営業時間:ランチ11時~14時 ※1週間前までに要予約。金額応相談。
宿泊:1泊2食付6000円~
   ※2日前までに要予約。素泊り可

民宿 ぎんなん

“茶がゆ”メインの7品のコースメニューランチ。島の野菜を使ったお料理は体の中からキレイになれそう。1日1組限定のお宿(1名~5名まで。)
住所:三豊市詫間町粟島2217
☎:0875-84-6448 休み:無休
営業時間:ランチは予約制(1,000円)
宿泊:1泊2食付7000円
食事・宿泊ともに2日前までに要予約

〈 見る 〉

粟島海洋記念館

明治30年創立、日本初の国立海員養成学校跡を活かし、
昔の船舶模型などを展示。
レトロな佇まいがなんともノスタルジック。

ぶいぶいガーデン

漁具のブイを使った“ブイアート”がお花畑にいっぱい。
個人のお庭なので、
みんなが笑顔になるようにマナーを守って。

粟島ふる里劇団

「年は取っても芸は生涯現役」、
粟島が誇る平均年齢75歳の劇団!島内外で公演活動中。
運良く出会えたら元気をもらえること間違いなし。

鬼瓦

粟島ではかつて瓦づくりが盛んで、
昭和初期には瓦屋が20軒以上もあったとか。
今も島を歩くとあちこちの屋根に立派な鬼瓦が見られる。
※写真は、粟島アーティストインレジデンスで
つくられた作品

〈 買う 〉

武内商店

飲み物やお菓子、食品に雑貨まで扱う島のよろず屋さん。
特に夏は、縁台で食べるアイスやジュースがほんとに美味しい。
住所:三豊市詫間町粟島1348
☎:0875-84-7015
営業時間:7時~18時
休み:日曜

椎野商店

飲み物、お菓子の他、粟島がある三豊市詫間町で
つくられた“海老せんべい”が買える。
その場で食べるもよし、お土産にするもよし。
住所:三豊市詫間町粟島1390
営業時間:8時ごろ~17時ごろ
休み:不定休

粟島の牡蠣

粟島の海で育った牡蠣は冬の島名物。
旨みが濃く、臭みがなくて食べやすい。
ル・ポール粟島で食べられる他、宅配もあるので島土産に。
☎:箱埼水産 090-3181-8360

〈お土産〉

ル・ポール粟島で買えるお土産
  • 手作りのスナメリのスナくんマスコットルポール粟島で売ってます。
    料金:1個300円。

島旅メモ

 粟島の人たちはいつも笑顔で、話しかけてくれます。かつて、海員学校が開校していた頃、船乗りを目指して14歳・15歳のまだあどけない若者たちが全国からやって来ていた粟島。そんな彼らを受け入れ続けていた島だからこそ、この島には、人を見守り、育て、やさしく包み込んでくれる力があるのかもしれません。

そして島のあちらこちらで出会う島の人たちの手作り「ブイアート」。カエルにクジラ、ネコちゃんなどなど、共通しているのは、これもみんなとびっきりの笑顔。粟島の皆さんは、一日一日を大切に、人生を大切に、楽しみながら暮らしているんです。
粟島へ行ったら、敢えて“何もしない”ことをやってみる。頭をからっぽにして、いろんな想いに触れれば、帰る頃には自分のことを少し好きになっているかも。粟島は、そんな島です。