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Sanagi island 面積 1.83 k㎡ ・周囲 6.9km ・標高 249m
人口 103人(H26) ・学校数 なし
飲食店 なし ・店 3店 ・宿 なし ・公衆トイレ 2ヵ所
窓口 佐柳出張所 ☎ 0877-35-3101

海と歩こう。猫と天狗様が待つ島で。


多度津港からフェリーに乗って、高見島経由で約1時間。佐柳島は本浦と長崎、2つの集落を持つ島。それぞれの集落に港があり、2つの集落は海岸線に沿って続く1本の道で結ばれています。2つの集落それぞれに「埋め墓」と「参り墓」と呼ばれる両墓制が残っています。長崎の埋め墓は香川県の有形民俗文化財に指定されています。佐柳島の風景と言えば、もうひとつ。島の東の海に浮かぶ無人島の小島(おしま)。三角形のシルエットが島の産土神である八幡神社の鳥居越しに見た海を、また、失せ物を見つけてくれるという大天狗神社の石段からの眺めを、忘れられない思い出にしてくれます。昭和30年代には、除虫菊の栽培が盛んだったという佐柳島。乗蓮寺は、映画「機関車先生」のロケ地にも選ばれました。境内には咸臨丸の水夫になった2人の男性のお墓が残っています。

島へのアクセス
多度津港から本浦港までフェリーで約50分(片道680円)、
多度津港から長崎港までフェリーで約55分(片道780円)
三洋汽船 ☎ 0865-63-3131
時刻表はこちら

島内交通:徒歩

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おすすめスポット

※ 営業時間や定休日は変更になる場合がありますので、必ず事前にご確認下さい。

〈見 る〉


くじら岩
本浦港から南へ約15分。
本浦集落の両墓制の前を通った、島の南の端から見える岩場。
その形から「鯨岩」と呼ばれているとか。
海の側なので、満潮時など注意。


本浦の両墓制
遺体を埋葬する「埋め墓」と霊魂を祭る「参り墓」。
一人に2つのお墓を作る両墓制という習わし。
近くにある乗蓮寺境内には
咸臨丸の水夫になった佐柳島出身の男性2人のお墓がある。


大天狗神社
367段の石段をあがると、待っているのは天狗様。
お願いすると失せ物を見つけてくれるという言い伝えがある。
少し勾配が急なところもあるけれど、
石段途中から見える景色が癒してくれる。


天狗様
石段を登って約25分。
大天狗神社の本殿でお参りをすませたら、
すぐに降りずに西側の小道へ。
すぐそばの石垣をよく見ると…、
左手に葉団扇を持った天狗様のお姿。


八幡神社
1684年建立と言われる島の産土神。
現在の社殿は1935年に再建されたもの。
1824年に奉納された北前船模型は町指定文化財。
10月の3連休には秋祭りが催される。


八幡神社秋祭り「船渡御(ふなとぎょ)」
10月の3連休の前2日間に行われる八幡神社の秋祭り。
御神輿を乗せた漁船が大漁旗を掲げた漁船を連ね、
本浦港から長崎港へ。
船から響く鐘の音に応えるように、
島の人々が大きく手を振る。


佐柳島体験センター
廃校になった佐柳小学校を利用した施設。
近隣の小中学校が自然観察や体験学習などに利用する。
本浦港と長崎港を結ぶ海岸線の一本道の真ん中ぐらいにある。
レトロな木造校舎が素敵。


木造校舎からの眺め
海岸線のレトロな木造校舎では、
前を通り過ぎるだけではなく、ぜひ一歩校舎の中へ。
振り返るときらきら輝く海。
こんな学校に通ってみたかった…。


海岸線の風景
本浦港のある本浦集落と長崎港のある長崎集落は、
一本道で結ばれている。本浦から長崎へは、
ゆっくり歩いて30分ぐらい。ずっと続く海岸線。
海を独り占め。


長崎の埋め墓
遺体を埋葬する「埋め墓」と霊魂を祭る「参り墓」。
一人に2つのお墓を作る両墓制という習わし。
長崎の埋め墓は、香川県の有形民俗文化財に指定されている。


石地蔵
長崎の埋め墓の近く。薬師堂境内にある石地蔵は、
その昔、漁師の網にかかり引き上げられたのだとか。
製作された年代は室町時代と推定。
手に宝珠を持っていた跡がある。

〈買う〉


山路商店
本浦集落で唯一の商店。飲み物などを置いている。
お昼の12時~13時は、お昼休み。
用事などでお休みになったり、早仕舞いすることもあり。
住所:仲多度郡多度津町佐柳78
電話:0877-35-3110
営業時間:8時~18時
休み:不定休


山口商店
長崎港近くにある商店。飲み物やお酒、ジュースなどを置いている。
用事などでお休み、早仕舞いすることあり。
住所:仲多度郡多度津町佐柳2617-1
電話:0877-35-3104
営業時間:8時30分~17時
休み:不定休


柚木商店
長崎集落にある商店。飲み物やお菓子などを置いている。
お店の前のベンチに座って、ひと休み。
用事などでお休み、早仕舞いすることあり。
住所:仲多度郡多度津町佐柳2845
電話:0877-35-3452
営業時間:8時30分~17時
休み:不定休

島旅メモ


佐柳島行きのフェリーのなかで、若い旅行者の人に会うことがあります。その多くは他県からやって来た人たち。どうやら猫に会いに来たようです。瀬戸内の島々には猫の島として親しまれている島が多くあります。佐柳島もそのひとつとして、若者たちに認知されているようです。カメラを片手に歩いていると、どこからかニャー。一匹見かけると、あそこでニャー、ここでもニャー。猫たちと別れたら、ぜひ歩いてほしいのが、本浦港と長崎港を結ぶ一本道。どこまでもずっと海が続きます。青い海と白い雲、ぽっかりと浮かぶ島々…。毎回佐柳島を訪れるたび、こんなにも海を独り占めできる場所は他にないんじゃないかなと思います。
佐柳島には飲食店がありません。だからオススメは天気のいい日は、島に来る前に調達したお昼ご飯を、この海沿いの道で食べること。本浦方面から歩いて佐柳島自然センターを越えた辺りがオススメです。美しい海に思わず時間を忘れそうになりますが、くれぐれも帰りのフェリーの時間だけは忘れないで下さいね。島内に飲食店、自動販売機はありません。飲み物、お昼ごはんなどの用意をお忘れなく。