せとうち暮らし04号21ページに紹介されている櫃石島のももて。
瀬戸大橋の架かる島々の中でも最北端に位置する櫃石島で、毎年1月(または2月の初め)に行なわれる行事です。
島の中でもやや高い場所にある王子神社。
境内に設けられた射場には、射手(いて)と呼ばれる11人の男性が横一列に並んでいます。
射手は「おうじおんかみ(王子御神)」など、さまざまな神様の名前を唱えながら、次々に矢を放っていきます。
射手が狙うのは的。
櫃石島のももてでは、竹や半紙でつくられた四角形の大きな的が登場します。
大きな的だけではなく、小さな的も狙います。
的を変え、唱える神様の名前を変えながら弓射を続けていきます。
また、射手は竹と木でできた専用の矢を使います。
射場のそばでは、何人かの人がこの専用の矢をつくっています。
今年、2011年は1月23日に実施されるとのことなので、ももてに合わせて櫃石島を訪れてみてはいかがでしょうか。
櫃石島へはJR坂出駅前とJR児島駅前からバスで行くことができます。
時刻表(琴参バスウェブサイト)
乗松真也