4月23日、カフェまるや のルリ子さんの結婚式の日です。
式場は、なんとあの、家プロジェクト作品 護王神社。
この日は、朝から雨でした。
昼前に直島へ渡り、カフェ コンニチハでパスタを食べながら雨が止むのを待つ。
式がはじまる15時前になると、すっと雨が止みました!
おお! いそいそと護王神社へ。
いつもは入れない神域に、新郎新婦と親族の方々がおさまり、神の前で契りを結びます。
天気は徐々に快方へ向かい、ガラスの階段に太陽の光が降りそそいでキラキラと輝いていました。
周りを囲むのは、ご友人や島の人々。
あ、コンニチハのスタッフさん3人も(全員で3人なんだけど)、このときばかりは! と、かけつけました。
「せとうち暮らし05号~直島編~」でもふれていますが、
直島に移住者が増え次々とカフェを開いているのは、ここ数年の話。
埼玉県出身のルリ子さんは、7年前カフェがなかったころの直島に訪れ、
「あたたかいコーヒーが飲めるカフェを開こう」と、思いたった、
いわば、移住者カフェ第1号です。
最近では島の人も岡山など島外の式場で結婚することが多く、
護王神社でのお式は本当に久しぶりだそうです。
島の氏神様の前で、島の人たちに祝福されながらお式を挙げたルリ子さん夫婦。
最後の挨拶では、この結婚を機に埼玉から直島に移り住む新郎の、
「これからは、大好きな直島のために―」という言葉に、島で暮らす決意を感じました。
いただいた、直島おいり。
香川県(とくに西のほう)では、引き出物に「おいり」が用いられます。
それにしても、直島には、私が知る限りでも幸せな話がい~っぱい! なんですよっ。
写真/西竹健一・山下亜希子
文/山下亜希子