こんにちは、小西です。
さて、今発売している「せとうち暮らし06号」には、せとちゃんのおみやげと題して、ちょっとしたおまけが入っています。島の人たちが発行しているステキなフリーペーパーや新聞などを少しずつ分けてもらってお届けしているのですが、小豆島からいただいたおみやげは、ある日、こんな風に私たちの手元に届きました。送り主は、小豆島でシーカヤックのガイドをしている自然舎のやまちゃん。彼らがつくっている「うららー新聞」のうららーとは、小豆島の方言で「うちら」の意味。つまり、小豆島に暮らす彼らだから知っている、日々の楽しみや島ならではのちょっぴりワイルドな遊び方を紹介しています。
島に通うようになって気づいたのは、島の情報って、ほとんどは島に住んでいない“第三者”が書いたり届けたものだということ。私たち「せとうち暮らし」も第三者なわけですが、それでも何とか島の人たちの生の声を直接届けられないかなと思って、せとちゃんにお願いしておみやげ企画が実現しました。
人が違えば、表現方法も違って当然なのですが、気をつけないと、つい金太郎あめのように同じトーンで島を語ってしまうことがあります。それは、都会から見た地方がみんな同じ顔に見えるのと少し似ているかも。そこに暮らす人が発するからこそ生まれる、息づかいや訛りや手触りみたいなものを、その人らしく伝えるにはどうすればいいのか? 「せとうち暮らし」をつくりながら、いつもそんなことを考えています。
湯だめそうめんのようにあったかい小豆島の人たち。その手触りを、せとちゃんのおみやげで、ぜひ楽しんでくださいね。
(ちなみに、せとちゃんのおみやげはいくつか種類がありますので、どれが当たるかはお楽しみです!)
山ちゃん、ありがとう!