瀬戸内国際芸術祭2013の春会期は終了しましたが、小豆島(しょうどしま)では小豆島まだ春会期として作品を見ることができます。
小豆島の作品のうち、小豆島カタチラボは醤の郷(ひしおのさと)、馬木(うまき)にある旧山吉醤油の母屋を舞台としています。
山吉醤油は馬木でもっとも古い醤油蔵で、10年ほど前まで続いていました。
(醤油ソムリエール黒島慶子さんの山吉醤油への思いが詰まった記事―醤油蔵のバトン)
旧山吉醤油の敷地には2mを超える大きな石碑が建っています。
昭和初期に建てられたこの石碑には、江戸時代に山吉醤油を興した山本吉衛門の業績とそれをたたえる内容が刻まれています。
山吉醤油以後、馬木の醤油業は盛んになり、近隣地域とともに一時期は小豆島の産業を支えていたと言っても過言ではありません。
(石碑についてのくわしい記事―小豆島、旧山吉醤油に建つ石碑)
山吉醤油はもうありませんが、馬木を支えてきた醤油業の祖、山本吉衛門の業績はこの石碑によって語り継がれることでしょう。
作品とあわせて、この石碑もぜひご覧になってください。